-
1997年から20年以上にわたりパネライを率いてきたアンジェロ・ボナーティー氏が昨年、同社のCEOを退任し、
2018年4月、元ロジェ・デュブイCEOである『ジャンマルク・ポントルエ』氏が
パネライの新CEOに就任しました。2019年のSIHHは事実上の新体制”元年”となる事から、
新作モデルもさることながら、ブランド方針にも注目が集まりました。
それについてジャンマルク・ポントルエCEOは次のように語っています。
「昨年のCEO就任後に、前任アンジェロ・ボナーティーやパネライチームと話をして方針を決めました。ラインナップは『ラジオミール』『ルミノール』『ルミノールDue』『サブマーシブル』の4つに分かれます。」
これは
「ラジオミール」「ラジオミール1940」「ルミノール」「ルミノール1950」「ルミノールDue」という従来あった5つのラインナップを編成し、
さらにルミノールコレクション傘下にあったサブマーシブルを独立したコレクションにする事を意味します。「サブマーシブルはパネライのモットーである『Labratrio Di Idee(アイデアの工房)』を体現した
コレクションになるでしょう。新素材を多用した、革新的なものとなる。」と続きます。
見た目のデザインやスペック等による差別化ではなく、4つのラインナップそれぞれにコンセプトや背景を持たせ、違いを明確にする方針なのだと感じます。SIHH2019年にてパネライはサブマーシブルから多くの新モデルを発表しました。
まず注目したのがそのロゴです。
これまで「LUMINOR SUBMERSIBLE」とあった表記を「PANERAI SUBMERSIBLE」と変更。またブルーセラミックベゼルや異素材のダイアル、
リサイクルチタン由来の新素材である「エコチタンTM」の採用など、従来モデルには無かった素材でのアプローチもポントルエ氏の語る革新的なコレクションである事を印象づけた様に思います。
ジャンマルク・ポントルエ氏は
「全体のコレクションの調整にはあと1年かかるだろう」と最後に補足しています。
新作が発表されて間もないですが、既に来年以降の展望を匂わせるあたりに非凡な手腕ぶりを感じます。
今後も新生パネライに注目です。大磯
prev.2019.01.15
next.2019.01.15
取り扱い店舗
STORE LOCATION
関連記事
RELATED POST
-
CATEGORY
記事カテゴリ一覧