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ゼニスのベストセラーモデルとして評価される「クロノマスタースポーツ」の魅力
【2024年9月23日更新】
はじめに
今回は、ゼニスのクロノマスター スポーツをご紹介いたします。
このモデル「クロノマスタースポーツ」は2021年に発売されて以来、今現在も絶大な人気を誇っています。
なぜここまで評価されているのでしょうか？
また一方で、ゼニスの「クロノマスタースポーツ」について、ロレックスの「コスモグラフ・デイトナ」とのデザインに類似性を感じるという方がいらっしゃいます。
この記事を読んでいただければ、クロノマスタースポーツが評価される理由とクロノマスタースポーツのデザインのオリジナリティについてご理解いただけると思います。
クロノマスター スポーツ＿03.3100.3600/69.M3100
品番：03.3100.3600/69.M3100
直径 41 mm
防水 10 気圧
パワーリザーブ 約 60 時間
￥1,562,000(税込)
評価ポイントその１：洗練を極めたデザイン性の高さ
現行ゼニスにおいてNo.１の人気作となった「クロノマスター スポーツ」。
そのヒットの要因の最初に挙げられるのが、ひと目見た瞬間に心を奪われるその美しいデザイン性の高さにあるのではないでしょうか？
ゼニスが誇る過去のエル・プリメロ搭載モデルにオマージュをささげるディテールが各所に施され、それが美しく調和する完璧なデザインには、多くの方に共感を得ていただいていることと思います。
「クロノマスタースポーツ」というモデル名の通り、これまでのクロノマスターにはなかったスポーティーな要素が加わっています。
そのスポーティーさを感じさせる最も顕著な部分は「セラミックベゼル」です。セラミックにはステンレススチールとは異なる滑らかな輝きと耐スクラッチ性があり、美しさと実用性を兼ね備えています。
このベゼルに採用されたセラミックとケース本体に採用されるステンレスとのコントラストによって時計の雰囲気が一気にモダナイズされました。
モダンで爽やかな見た目は、今までゼニスに興味を持っていなかった時計ファンの目を引いたのではないでしょうか。更に注目したいのはスポーツウォッチでありながら、ラグジュアリーな側面を持っている点です。
クロノマスター スポーツを全体的に見ていただくと、いくつかの異なる輝きを持っていることがわかります。ブラックセラミックベゼルは上品で艷やかな光沢を帯びており、ロジウム仕上げの針、ファセットカットのインデックスは金属の質感ならではのシャープな輝きを放っています。
コンセントリック加工が施された三色のインダイヤルにはレコードの盤面のように放射状の光が浮かび上がっていて、白いラッカー仕上げの文字盤はテラテラと表情豊かに光を反射します。
クロノマスター スポーツは、あらゆる光の要素をふんだんに取り込んで一つの時計に詰め込んだ、とても贅沢で見応えのある秀逸なデザインなのです。
評価ポイントその２：過去モデルをインスパイア
ヒットの要因の2つ目は、ゼニスの過去モデルのデザインをインスパイアした点です。
インダイヤルはクロノマスターシリーズでお馴染みのトリコロールカラーであるブルー、ダークグレー、ライトグレーの3色が使われています。
このトリコロール文字盤は、初代エル・プリメロを搭載し1969年に発売された「A386」から引き継がれました。
セラミックベゼルはは1968年から1970年に製造された「A277」から着想を得ています。
ベゼルに刻印されたメモリと数字がクロノマスター スポーツへ受け継がれているのをご理解いただけると思います。
上の写真を見ていただくと、ステンレススチールのミドルケースとセラミックベゼル組み合わせが相性良く馴染んでいるのがお分かりいただけると思います。
ケースフォルムとブレスレットは1988年から1996年に発売していた「デ・ルーカ」から受け継ぎました。
「A277」と「デ・ルーカ」は、今見てもスポーツウォッチとして格好良いデザインだと感じます。
過去のモデルの要素をうまく１つの時計にまとめ上げたことが、二つ目の高評価の理由でしょう。
高評価ポイントその３：進化したエル・プリメロ
エル・プリメロは世界で最も有名なクロノグラフ・ムーブメントの一つ言っても過言ではありません。
エル・プリメロは1969年に世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントとして発表されました。
36000振動ハイビートで50時間パワーリザーブは驚異的な性能で、時計業界を驚かせました。またシャルル・ベルモ氏の逸話はエル・プリメロを語る上で欠かせません。
1969年、エル・プリメロが発表された同年にクォーツショックは起きました。
クォーツショックにより機械式時計業界は大打撃を受けます。
ゼニスも経営難に陥り、シカゴの企業に買収されました。
そして1975年に当時の経営陣はエル・プリメロの製造を中止して、設計図、道具を破棄することを決めました。
しかし時計技師のシャルル・ベルモ氏は機械式時計の復活を信じ、命令に逆らって設計図、道具をゼニス マニュファクチュールの屋根裏部屋に隠したのです。
10年後機械式の時計が評価され始めたとき、シャルル・ベルモが隠した設計図、道具を取り出してエル・プリメロをすぐに生産することが可能になりました。
時計業界全体がクォーツ時計に勝てないと考えている中で、エル・プリメロを信じ続けたシャルル・ベルモ氏の職人としての意地を感じます。
クロノマスター スポーツに収められているのはエル・プリメロ3600（エル・プリメロ2）です。
エル・プリメロ3600はクロノグラフ針が10秒で1回転する「1/10秒計測のクロノグラフ」機能を搭載しています。
セラミックベゼルに刻印されたクロノグラフスケールは1/10秒ごとにメモリが振られていて、1/10秒まで精密に時間の測定が可能です。
高速でクロノグラフ針が回る様子は圧巻です！
パワーリザーブは50時間から60時間まで伸びています。
2日間以上余裕をもって動き続けるパワーリザーブは、時計が止まる心配が要らなくて実用性に優れています。
まとめ
クロノマスター スポーツは、スポーティーでラグジュアリーなデザインで新しいファンを作り、過去モデルをインスパイアすることによってゼニスファンの心をつかみました。
更に進化したエル・プリメロを搭載することによって隙のないモデルになっています！
仮に芸能人が身に着けなくとも、押しも押されぬ大人気モデルです！
是非店頭でお手に取ってご覧くださいませ！
【ゼニス2024年最新モデルについての記事】
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