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こんにちは!
今回は、常にお問い合わせが絶えないジャガー・ルクルト「レベルソ」が、どうしてそんなに人気なのか?について書いてみようと思います。
1931年から続く、角型時計の代表格「レベルソ」
近年価格の高騰が激しく、値上がりが続く時計業界の中でも、特に「いつの間にそんな値段に!?」と言われるモデルになっています。
にもかかわらず、レベルソが欲しい!という方は今も昔もたくさんいらっしゃいます。
レベルソがそこまで人を惹きつけるのは、何が理由なのでしょうか。
品番:Q3988482
ケース素材:ステンレススチール
寸法(長さx幅):47 mm x 28.3 mm
厚さ:10.3 mm
防水性:3 気圧(30M防水)
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製キャリバー 854A
パワーリザーブ:42 時間
レベルソの良さとは?
①数少ない角型の腕時計。
②反転式のケースという唯一無二のデザイン・機構。
③ジャガールクルトという信頼性の高いブランドである。
①数少ない角型の腕時計
角型の腕時計って、結構数が少ないです。
結構というのは本当に結構で、体感で言うと全体の5%ぐらいでしょうか。
丸形に比べると圧倒的に少数派です。
角型の需要が低いわけではないのですが、腕時計って一生に一本買うか買わないか……という人がほとんどだと思うので、そういう時に候補に挙がりにくいのかもしれません。
逆に、二本目を考えている方にとっては、角型はかなり上位の候補になります。
そういう時に、レベルソを一番に考えられる方は非常に多いです。
他に角型の時計というと、カルティエのタンクやサントスと比較される方が多いと思います。
どちらも歴史があり、イメージも良く、一本持っておきたい!と思うモデルです。
品番:Q3918420
寸法(長さx幅):49.4 mm x 29.9 mm
厚さ:10.9mm
防水性:3 気圧(30M防水)
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製キャリバー853
パワーリザーブ:42 時間
タンクやサントスと迷ってレベルソにされた方のご意見を伺うと、
・一生使う物なので、時計だけを作り続けてきた時計の専門ブランドから買いたい
・(今の)カルティエはファッション・宝飾のイメージが強いので、レベルソの硬派な感じの方が好み
・人と被りたくない
等のお声を聞きます。
結局は好みなのですが……
一般的なブランドの知名度でいうと、かなり差があるところなので、それが決め手になることもあるようです。
ただ、どちらも名作モデルすぎるので、結局は「ジャガールクルトのレベルソをいつか持ちたい!」か「カルティエのタンクを身に着けたい!」か、どちらかのお考えをお持ちの方が多いような気がします。
②唯一無二のデザイン・機構を持つ
レベルソの購入理由として一番に挙げられる理由は、「反転する」です。
希望のモデルが両面が時計のものであっても、片面のものであっても、この反転するという機構が唯一無二だから欲しい!というご意見が、一番多いです。
反転することの具体的なメリットは、
・裏側に刻印ができる(片面の場合)
・時計一本で二本分の文字盤を楽しめる(両面の場合)
・プレートの上にケース本体が乗った独特な形状がオシャレ
・技術的に実現の難しいものを所有するという満足感
などなど。
反転すること自体ももちろんセールスポイントですが、反転する機構を実現するための、独特な構造・デザインもまた魅力です。
そして何より、文字盤の良さも忘れてはいけません。
レベルソの文字盤は、スイスの時計作りの伝統を踏襲したデザインをしています。
シルバーダイヤルに青い針、ギョーシェダイヤルという組み合わせは、今ある時計の中では珍しいぐらい古典的です。
角形が欲しいと言うよりも、上品でクラシックな時計が欲しい、という考えでレベルソにたどり着く方も、多いのではないでしょうか。
青針の時計をいつか持ちたいと思っている時計好きな方、多いと思います!
品番:Q3848422
ケース素材:ステンレススチール
寸法(長さx幅):47 mm x 28.3 mm
厚さ:10.3 mm
防水性:3 気圧(30M防水)
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製キャリバー 854A
パワーリザーブ:42 時間
③ジャガールクルトという信頼性の高いブランドであること
レベルソが名作であることには、ジャガールクルトというブランド自体の素晴らしさが前提としてあります。
まずジャガールクルトに興味を持って、その中で選んだのがレベルソという方も、数多くいらっしゃると思います。
ジャガールクルトのブランドとしての魅力をまとめて言うなら、
「時計製造の草分け的な存在で、世界三大時計と呼ばれるパテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンにムーブメントを供給していた歴史がある、エンドユーザーからも時計ブランドからも信頼されるブランド」
です。
近年、デザインから製造までをすべて自社で行うマニュファクチュールブランドが増えてはきましたが、ジャガールクルトほど歴史のある工房は、なかなかありません。
現在でも、ジャガールクルト製ムーブを搭載したIWCのパイロットウォッチが高値で取引されていたりと、ルクルトムーブは信頼性、希少性が高いものとして評価されています。
トゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアル、またはその全てを搭載する、値段もわからない超ハイコンプリを作りながら、その技術を活かした「現実的に購入を検討できる時計」も同時に作っているところも、時計好きから好まれる点です。
ジャガールクルトには、私のような一般人から見ると、技術を披露するために開発したとしか思えないような、曲芸じみた時計がたくさんあります。
ですがそのひとつひとつが、事実ジャガールクルトにしか実現できない技術力の結晶であり、それを知るたびに、やっぱりこのブランドを選ぶことには価値がある、他では得られないものがある……と、思わせられるのです。
↑ 値段がよくわからない時計の一例。
ジャガールクルトの公式ページにある、過去のコンプリケーションを紹介するページ、非常に面白いのでおススメです。
長々と書いてしまいましたが、結局私が言いたいことは、
・ジャガールクルトの時計はめちゃくちゃ良い。
・今も昔も評価が高く、持っておいて間違いないブランドであり、時計を探すときには絶対候補に入れてほしい。
・ジャガールクルトを購入するのに、年齢的に早すぎるということはない!!!
です。
最後に急に私情を挟んですみません。
お客様とお話していると、自分には早すぎるとかまだ似合わないとか仰ることが多いのですが、決してそんなことはありません。
良いものはいつ持っても良いんです。
もちろん、若いうちは若い体に似合うものを身に着けたいというお気持ちもわかります。
ですが、本当はジャガールクルトが欲しいけど、自分にはまだ似合わないからやめておこうとか思う必要は一切ありません。
今ジャガールクルトの魅力に気付けているということは、本当に幸運なことだと思います。
ジャガールクルトの時計を購入することはいつでもできますが、「あの頃ジャガールクルトの時計を身に着けて過ごした」という経験は、後から買うことはできません。
高級時計を買うという行為には様々な目的がありますが、一緒に過ごす経験を買う、ということはすごく重要な目的のひとつです。
今ジャガールクルトの購入を検討していて、年齢を理由に諦めようとしている方は、もう一度考え直してみてほしいです。
特に近年値上がりが著しいですし、将来に回していたら価格的に買えなくなるというリスクもあります。
まだ悩んでいる段階……将来買おうと思っているけど……という方は、是非一度ご相談ください。
(好きな時計のことでつい熱くなってしまいましたが、怖い人ではないので、メールでも電話でもなんでも相談してくださいね。)
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