こんにちは！久屋大通店の原です。

最近、ランゲがものすごく人気です。

どれぐらい人気かと言うと、商品の入荷待ちが年単位になるぐらい人気です。

今ランゲの時計を買おうと思うと、超めっちゃスーパー運が良い場合を除いて、半年から１年待つことになります。

少し前まではそんなことなかったのですが、ここ１、２年で急激に状況が変わりました。

店頭でランゲを眺めるのを楽しみに働いているので、最近の商品入荷の少なさは残念でなりません。

なぜここまで品薄が続くようになったのでしょうか？

最近入荷が少なくて寂しいので、たまには商品ではなくブランドについて考えてみたいと思います。

①ブランドの知名度の上昇

ランゲ＆ゾーネというブランドを知っている人の数は、二年前と今では圧倒的に違うと思います。

ランゲを見にご来店くださる方の人数は、当時とは比較にならないほど多いです。

個人的には、嬉しくもあり、なんとなく寂しくもあり。

応援していたインディーズバンドがメジャーデビューして有名になった時のような……

行きつけのお店がビブグルマンに選ばれて予約が取れなくなった時のような……

こういう気持ちってオタクならではなんですかね。

最近のランゲは、もう知る人ぞ知るというブランドではなくなっています。

時計の質に見合った知名度になってきた、と言う方がいいかもしれません。

（最近ランゲの話をする際、youtuberの動画で見たという声をたくさん伺います。

皆さん意外とyoutube見てるんですね～）

②オデュッセウスの発表

現在の急激な人気は、オデュッセウスの登場から始まりました。

ですがオデュッセウスだけが人気な訳ではなく、全モデルが平均的に品薄なところを見ると、非常に良い名前の売れ方をしているのではと感じます。

（相変わらずランゲ１、サクソニア・フラッハ、１８１５三針・アップダウンが人気ですが、以前と比べると人気が分散してきているような……。）

オデュッセウスが発表された時には、もしこの時計が超人気になってオデュッセウスばっかり作るようになったらどうしよう、と思っていたのですが、いらない心配でした。

③他のブランドの買えない化

これも大きな要因のひとつかと思うのが、他のブランドのいわゆる買えない時計たちが、本格的に買えなくなってきたことです。

当店で扱いのあるブランドだと、例えばオーヴァーシーズなんかは、ステンレスモデルはすべて厳しい状態です。

オーヴァーシーズは手に入らないけど、そういえばランゲっていう素敵な時計があるらしいじゃん……という入り方のお客様も、確実にいらっしゃると思います。

④コロナによる生産数の落ち込み

もともと生産数の多いブランドではないですが、ドイツ本国のロックダウンの影響もあり、確実に本数は減っています。

現状の品薄は、もちろん人気が出てきて急激に売れてしまったことも一因だとは思いますが、単純に供給量が減ったことも大きいと思います。

煽るようなことを言うのはどうなのかとも思ったのですが、やはりランゲを普通に購入できるのは今が最後なのかもというのを肌で感じます。

購入をご検討されている方は、今一度、このタイミングで、購入モデルやタイミングを考えてみてもいいかもしれません。

TANAKAウォッチギャラリー 久屋大通店 担当：原　明日香（はら　あすか）

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