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クロノマスター リバイバル シャドウのご紹介です。
クォーツショックの中、当時ゼニスを所有していたアメリカ本社から、エル・プリメロの製造中止と、機械式時計製造に使用する機械や工具類を破棄するように命令されました。しかし、100年以上も培われてきた伝統を絶やさないために、工場の責任者だったシャルル・ベルモは、それらの機械、工具、部品、設計図を工場の屋根裏部屋に隠しました。
その後スイス資本に復帰し、再び機械式が求められるようになり、シャルル・ベルモが屋根裏に保管していた機械式の製作用工具などが「ゼニス」に戻され、1984年に「エル・プリメロ」の製作が再開。
彼の勇気ある行動によって、いまの「ゼニス」や「エル・プリメロ」がある。というゼニスファンにはおなじみの逸話ですが、2019年のエル・プリメロ生誕50周年のタイミングで秘密の屋根裏部屋が再捜索されました。
その中で発見されたのが、1970年にプロトタイプとして製作されたステンレスケースにブラックPVDを施した手巻きのクロノグラフです。
実際に販売されることはなかった“幻のプロトタイプ”に着想を得て製作されたのが、今回ご紹介するクロノマスター リバイバル シャドウです。
ブラックの文字盤に、タキメータースケールとインダイヤルはグレーで統一されたツートンカラーでダークトーンに目を奪われます。
1969年に誕生した「A384」のデザインをベースに、ケースにはマイクロブラスト仕上げのチタンを採用。
全体にマット仕上げを施すことで、軽量でありながらも頑強なこのメタルがダークグレーのニュアンスを醸し出しています。
ケースサイズもオリジナルを忠実に再現した37mmです。
当時のドーム風防をサファイアクリスタルで再現しています。
エル・プリメロ 4061を搭載。見ごたえのあるムーブメントです。
品番:97.T384.4061/21.C822
金額:1,144,000 (税込)
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