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こんにちは!久屋大通店の、先日トップをねらえ!を見返した原です。
自分はSFが好きで、中でも宇宙に関するものが特に好きなのですが、最近いわゆる宇宙モノのSF作品って少なくなってきている気がします。人類にとって昔ほど、宇宙が未知のものではなくなっているということでしょうか。
技術の進歩を感じると共に、なんだか少し寂しいような感じもします。
(余談ですが、閃光のハサウェイも大好評配信中なので、こちらもぜひ)
さて、宇宙と言えば時計ですね。
というと突飛な感じがしますが、時計の発展と宇宙との間には、実は密接な関わりがあります。
その理由は、
・航海による新大陸の発見が相次いだ15世紀、どこからでも等しく見える星空と正確な時計を用いて経度を測定することが、何より重要であった。
・天文学による正確な経度の計測、及びそれを用いた航海の発展を目的に建てられた天文台で、時計の正確さを競うコンクールが開催されていた。(通称天文台コンクール)
などなど。
宇宙と時計というと、スピードマスターの月面着陸など近代のイメージが強いかと思いますが、実はその関係は意外と古いです。
特に何故とも思っていませんでしたが、グリニッジ天文台が時刻と経度の基準となっていることも、そう言われるとなるほどなという感じがします。
コロンブスの新大陸発見などで有名ないわゆる大航海時代は、航海の技術力がそのまま国力となった時代です。
まさに海を制するものが国を制する時代。
海難事故や遭難が今よりはるかに多かった当時、船上で正確な現在地を把握することがどれほど重要であったかは、今では計り知れません。
現在使われているクロノメーター認定という言葉も、元は天文台で行われていたマリン・クロノメーターの精度コンクールに由来します。
天文台コンクールは元々、船上で使うマリン・クロノメーターの精度を競うものでしたが、時代と共に懐中時計など、陸上で使う時計も出品されるようになりました。
これが、今も続くクロノメーター認定の始まりです。
また、ムーンフェイズという機構がこれほど重要視されているのも、航海との繋がりが大きいと思います。
潮の満ち引きは月の重力によって引き起こされるものですから、ムーンフェイズによって月の位置、および大潮小潮を把握することは、航海士にとってはとても重要なことです。
今は実用性が低いように見える機構でも、歴史を遡るとその重要性が見えてくることが、時計においては特にたくさんあります。
今持っている時計の機能についても、調べてみると意外なことがわかるかもしれません。
(ひとりごと)
これは偏見ですが、時計が好きな方ってたぶん宇宙も好きです。
ジャンルとしては違うかもしれませんが、正確性とロマンを追い求めるという点においては近い部分があると思います。
TANAKAウォッチギャラリー 久屋大通店 担当:原 明日香(はら あすか)
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