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皆様こんにちは。久屋大通店の橋爪です。
今年の新作の発表、ご覧になったでしょうか。IWCは自社製ムーブメント搭載のパイロットウォッチをいくつか発表し、なかでもケースサイズが大幅に変更されたビッグ・パイロット・ウォッチ43が大きな話題となっています。
ということで、新作を見る前に現行のビッグ・パイロット・ウォッチ(46mm)をおさらいしましょう!
価格:1,600,500円(税込)
[仕様]
・ケース直径/46.2mm
・ケース厚さ/15.5mm
・防水/6気圧
・パワーリザーブ/7日間(168時間)
・IWC自社製キャリバー52110
・ペラトン自動巻機構
・パワーリザーブ表示
・日付表示
・耐磁性軟鉄製インナーケース
IWCのパイロット・ウォッチの元祖は1936年に民間航空用に制作されたモデル。(スペシャ ル・パイロット・ウォッチ)
大きくて見やすい正面を向いたアラビアインデックスや、丈夫なケーシング、気圧変動に耐えうる構造に耐磁性能を持った計測機器としての先進的なものでした。
現在のビッグ・パイロット・ウォッチのデザインの源となったモデルが登場したのは1940年。(ビッグ・パイロット・ウォッチ・キャリバー5 2 T.S.C. )
軍用の観測時計に求められる非常に厳格な基準をクリアするモデルとして開発され、プロペラ型の時分針や長い秒針、グローブをしたままでも操作しやすい円錐型リューズが特徴的でした。このモデルのケース径は55mmとかなり大きく、今でもこのサイズを超えるモデルは制作されていません。
そして、2002年に発表されたモデルでほぼほぼ現在の形となります。(ビッグ・パイロット・ウォッチ)
視認性の高いアラビア数字、時分針、センターセコンド。操作のしやすい円錐型リューズ。実用的な耐磁性能。
これらの特徴は継承され、さらに6時位置に日付表示と、7日間というロングパワーリザーブを備えたモデルです。
ここでサイズは現在と同じく46.2mmに。
2012年にフォールディングクラスプを採用し、細部の変更を経て現在に至ります。
46.2mmというケースサイズは、かなり大きいと感じる方も多いはず。しかし、端正に仕上げられたケースと円錐型のリューズ、太い時分針と長い秒針が非常に調和の取れたバランスで共存しており、着用してみてもかなりしっくりくるんです。
ストラップも含め完全なモノトーンで統一されたこのシンプルな時計に、168時間もの長時間動き続けるパワーが備わっていると思うと驚いてしまうほど。
そのムーブメントは耐磁性軟鉄製インナーケースによって時計の天敵である磁力から守られており、クローズドバックに。
裏蓋にはドイツのユンカース社が開発した航空機・ユンカース Ju52のエングレーヴィングが施されていることで、この時計が軍用時計として誕生したことを思い起こさせます。
この完成されたデザインがより着用しやすいサイズで登場するということで、新作の43mmに注目が集まるのは当然のことですね。
ただ、やはり“ビッグ”・パイロット・ウォッチですから、従来の存在感あるサイズも比較しながら検討していただければと思います。
また新作が入荷次第ご紹介しますので、お楽しみに!!
TANAKAウォッチギャラリー 久屋大通店 担当:橋爪彼方(はしづめかなた)
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