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【保存版】パネライ ブロンズの歴史と歴代モデルを徹底解説!
パネライとブロンズの蜜月
イタリア海軍のダイバーズウォッチとして、長年、海の男たちに愛されてきたパネライ。そのパネライが、近年、時計業界に新たな風を吹き込みました。それは、ブロンズ素材を採用した時計の登場です。ブロンズは、銅を主成分とした合金で、独特の重厚感と、使い込むほどに味わいを増す経年変化が魅力です。海という過酷な環境で使用するのに適した素材として、パネライはいち早くブロンズに注目し、2011年に「ルミノール サブマーシブル 1950 スリーデイズ オートマティック ブロンゾ」を発表しました。
ブロンズ素材を採用した理由とは?
パネライがブロンズ素材を採用した理由は、大きく分けて二つあります。一つは、ブロンズが持つ独特の風合いが、パネライの時計が持つミリタリーテイストと見事にマッチしたからです。パネライの時計は、イタリア海軍のダイバーズウォッチとして、長年、過酷な環境で使用されてきました。その歴史を物語るように、パネライの時計には、武骨で男らしいデザインのものが多く見られます。ブロンズは、使い込むほどに味わい深い風合いを増していくことから、パネライの時計が持つミリタリーテイストを、より一層引き立てる効果があります。
もう一つの理由は、ブロンズが優れた耐久性を備えた素材だからです。ブロンズは、銅を主成分とした合金ですが、銅は、鉄に比べて錆びにくいという性質を持っています。そのため、ブロンズは、海という過酷な環境で使用されるダイバーズウォッチの素材として最適なのです。
パネライ ブロンズの経年変化の魅力
パネライ ブロンズの魅力は、使い込むほどに変化していくその表情にあります。ブロンズは、空気中の酸素と反応することで、表面に酸化被膜を形成します。この酸化被膜は、緑青と呼ばれる緑色の錆びですが、ブロンズの場合は、この緑青が、内部を保護する役割を果たします。緑青は、時間の経過とともに、その色合いを変化させていきます。最初は、明るい緑色ですが、徐々に、落ち着いた褐色へと変化していきます。
パネライ ブロンズ 歴代モデルの歴史
ルミノール サブマーシブル
【2011年】PAM00382:ブロンズ時代の到来
2011年、パネライは、世界に先駆けてブロンズケースを採用した時計「ルミノール サブマーシブル 1950 スリーデイズ オートマティック ブロンゾ PAM00382」を発表しました。このモデルは、1000本限定生産ということもあり、瞬く間に完売。パネライ ブロンズの人気を決定づけた、まさに伝説的なモデルです。
PAM00382の特徴
- ケース径47mmの迫力あるサイズ
- 300m防水の堅牢なケース
- 自社製ムーブメントP.9000を搭載
- グリーンダイヤルとブロンズの組み合わせが新鮮
【2013年】PAM00507:進化したブロンズ
2013年には、2代目となるブロンズモデル「ルミノール サブマーシブル 1950 スリーデイズ パワーリザーブ オートマティック ブロンゾ PAM00507」が登場。前作よりもスポーティーなデザインとなり、パワーリザーブ機能を搭載したことで、実用性も向上しました。こちらも1000本限定生産で、即完売。パネライ ブロンズの地位を不動のものとしました。
PAM00507の特徴
- 前作よりも複雑なデザインのダイヤル
- パワーリザーブ機能を搭載
- 前作に続き、グリーンダイヤルを採用
【2017年】PAM00671:ブルーダイヤルを採用
2017年には、3代目となるブロンズモデル「ルミノール サブマーシブル 1950 スリーデイズ オートマティック ブロンゾ PAM00671」が登場。このモデルでは、初めてブルーのダイヤルを採用。より深みのある表情を見せるようになりました。1000本限定生産で、こちらも即完売。パネライ ブロンズの人気は、留まるところを知りません。
PAM00671の特徴
- 歴代モデルで初めてブルーのダイヤルを採用
- インデックスと針にヴィンテージ調の夜光塗料を使用
【2019年】PAM00968:初のレギュラーモデル(ブティック限定)
そして2019年、ついにレギュラーモデル(ブティック限定)として「サブマーシブル ブロンゾ PAM00968」が登場しました。このモデルは、ベゼルにブラウンセラミックを採用。ブロンズとの組み合わせが新鮮で、より洗練された印象を与えます。
PAM00968の特徴
- 歴代モデルで初めてベゼルにセラミックを採用
- ブラウンのダイヤルとセラミックベゼルの組み合わせが新鮮
【2021年】PAM01074:ダウンサイジング化
2021年には、従来の47mmからサイズダウンした42mmケースの「サブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソ PAM01074」が登場。より多くの人が着用しやすいサイズ感となり、人気を集めています。
PAM01074の特徴
- 歴代モデルで初めて42mmケースを採用
- ブルーのダイヤルとゴールドの針の組み合わせが美しい
ラジオミール
【2021年】PAM01244:ラジオミール初のブロンズ素材を採用モデル
2021年、パネライは「ラジオミール アイリーン エクスペリエンス PAM01244」を発表。ラジオミールとして初のブロンズ素材を採用したモデルです。ヴィンテージ感を強調したデザインが特徴で、ケース径45mmと、パティーナ仕上げのケースとの相性は抜群です。
PAM01244の特徴
- ラジオミールとして初のブロンズ素材を採用したモデル
- アイリーン号の床に使用されているチーク材の質感を模した文字盤(ブルーダイヤルを採用)
【2022年】PAM00760:47㎜ケース青針を使用したブロンズモデル
2022年、パネライは「ラジオミール ブロンゾ PAM00760」を発表。ラジオミール47㎜として初のブロンズを採用したモデルです。シンプルでクラシックなデザインが特徴で、ケース径47mmと、存在感抜群です。
PAM00760の特徴
- 自社製ムーブメントP.3000として初のブロンズ素材を採用したモデル
- 青針を採用
- ざらつきのあるグリーングラデーションダイヤル
【2023年】PAM01284:ブロンズモデル初の複雑機構
2023年、パネライは「ラジオミール トゥールビヨン GMT PAM01284」を発表。ブロンズを採用したモデルでは初の複雑機構(トゥールビヨン)。ケース径45mmの中に見える複雑機構(トゥールビヨン)はまさに存在感抜群です。
PAM01284の特徴
- ブロンズ素材での初の複雑機構(トゥールビヨン)採用したモデル
- スケルトン文字盤から覗く、自社製キャリバーP.2015/Tの精緻な構造
パネライ ブロンズモデルの希少性
パネライのブロンズモデルは、その独特の風合いと、使い込むほどに味わいを増す経年変化が魅力で、多くの時計愛好家を魅了しています。しかしながら、パネライのブロンズモデルは、一般的なステンレススティールモデルと比較して、生産数が限られています。
特に、初期のブロンズモデルは、1000本限定生産であったため、市場に出回る数は非常に少なく、希少性が高いと言えるでしょう。
レギュラーモデル(ブティック限定)として登場したPAM00968以降は、以前の限定モデルと比べると入手しやすくなっています。しかしながら、依然として人気が高く、入手困難な状況が続いています。
まとめ:進化し続けるパネライ ブロンズ
パネライ ブロンズは、2011年の登場以来、進化を続けてきました。限定モデルとして人気を博したブロンズは、今やレギュラーモデル(ブティック限定)となり、その人気は、さらに広がりを見せています。パネライ ブロンズは、時計好きなら、ぜひとも、その魅力に触れてほしい時計です。
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・お電話:052-951-8111パネライ名古屋ブティック 基本情報 住所 愛知県名古屋市中区丸の内3-19-12
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