自動巻き（Cal.エル・プリメロ 3630）。53石。3万6000振動／時。パワーリザーブ約60時間

融合する現代アートと最先端の時計製造。歴史あるマニュファクチュールのファサードをキャンバスとして2020年に披露された特別デザインのターポリンを皮切りに、ゼニスとバレンシアを拠点とするオプティカルアーティストのフェリペ・パントンは、さまざまなウォッチプロジェクトを発表してきた。

2021年の「デファイ21」限定モデルは即完売となり、サファイアケースのユニークピース「デファイ21ダブルトゥールビヨン」はチャリティーオークション「オンリーウォッチ2021」でゼニス ウォッチの最高落札価格を記録。2022年には期待が高まる中、「デファイ エクストリーム フェリペ・パントン」が発売された。

今回、アーティストのキャンバスとなるのは「デファイ スカイライン トゥールビヨン」。フェリペ・パントンが「デファイ スカイライン」のモデルを解釈するのは初めてだ。その成果となる新作は、コンパクトで汎用性に優れながら、ゼニスとフェリペ・パントンのコラボレーションを特徴付ける緻密なオリジナルディテールが詰め込まれている。
八角形の41mmステンレススチールケースに収められた「デファイ スカイライン トゥールビヨ ン フェリペ・パントン」は、フレームから内部のミニチュアのキネティックアートに至るまで、幾何学的で角張ったシルエットが採用されている。サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に施し、簡単に交換可能なスチールブレスレットとブラックラバーストラップが付属するユニセックスのタイムピースは、ビジュアルのインパクトのみならず、人間工学に基づいた設計がなされている。12角形のベゼルはシャープなファセットと、ポリッシュ仕上げを滑らかに施した輪郭が光を自在に操り、持ち主を魅了する。これまでのゼニス X フェリペ・パントン プロジェクトに続き、ケースの四隅には「Felipe Pantone Tourbillon #1」を表す「FPT1」が刻印された。