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ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は、時計業界で”超メジャー”なブランドである【LONGINESロンジン】を紹介させていただきます。
”メジャー”という言葉は、「大規模な」「一流の」「重要な」という意味なのですが
まさに【LONGINESロンジン】は、この言葉の意味全てが当てはまるブランドなのです。
アメリカの野球で”メジャー”といえば・・・
プロ野球における最上位のリーグMLB(メジャーリーグベースボール)の30球団を指します。
それ以外は”マイナー”と呼ばれ、メジャーリーグの下部組織という位置付けになります。
イチローも大谷翔平も、”メジャー”での活躍を夢見て海を渡り、
その高い能力(実力)で大方の予想をはるかに超える大活躍をして
今や野球の歴史上の伝説の人物となってしまいましたよね。
つまり”メジャー”とは、それを目指す者の”憧れの対象”であり、極上の世界なのです。
そんな”メジャー”ブランド【LONGINESロンジン】について、お話をさせていただきます。Do you know me?(私を知っていますか?)
My name is【LONGINESロンジン】です。
時計にご興味がある方はもちろんですが、時計に興味がないという方でも
老若男女問わず、その名前は知っているというのが【LONGINESロンジン】ではないでしょうか?
私の場合も、今でこそ時計屋(販売員)ですが、それより遥か以前の子供の頃から知っていました。
多くの方が、覚えようとして【LONGINESロンジン】を記憶したわけではなく、
知らないうちに知っていたのではないでしょうか?
日本人が無意識のうちに覚えてしまっていたブランド、
それが超”メジャー”ブランド【LONGINESロンジン】なのです。
なぜ、こんなにも【LONGINESロンジン】が有名なのかを考えてみました。なぜ、こんなにも有名なのか?
その答えは意外にも、日本を代表する「あの企業」のおかげ?
《理由その1》・1832年の創業以来、素晴らしい時計をつくり続けているから。(これは正論ですね)
《理由その2》・テレビや新聞の広告やコマーシャルで見たから。(いつの時代も宣伝は大切です)
《理由その3》・昔から日本に輸入されているから。(西郷隆盛のご愛用品です)
どれも正解なのですが・・・
私が思うには、
ここまでロンジンが日本で評価されるようになったのは、
【LONGINESロンジン】を服部時計店(現SEIKO)が輸入・販売したから
という功績が大きいと思います。
何と・・・
1911年から1974年まで実に63年間という長期に渡り、
ロンジンは服部時計店(現SEIKO)に輸入・販売独占権を与えました。
1927年(昭和2年)報知新聞に掲載された広告ココに注目☟ ロンジンではなくて【ロンヂン】※チに濁点の「ヂ」です。
ロンジンにとっての日本市場は1913年当時は世界で27位でしたが、
1930年には世界3位の市場へと躍進し急成長したのです。
今日の【LONGINESロンジン】発展の基礎となったこの時期に
日本において、信頼できるパートナーを得たことは大きいと思います。
また、服部時計店にとっても【LONGINESロンジン】を独占的に販売することが出来たというのは、
「スイス時計の神髄を学ぶ」という意味でも【LONGINESロンジン】から多くのことを学んだと推測されます。
金銭的に見ても、当時の服部時計店の企業規模からすれば、
ロンジンの売り上げ金額は、売上全体の中で相当な割合を占めていたと思われます。
”セイコーの成長の影にロンジンあり”と言えるのではないでしょうか。
今となっては、両社ががここまで深く関わってきた歴史も語られることも無くなりました。
しかし、お互いに今でも”足を向けて寝られない”関係にある両社なのです。コスパ最強・良心価格が実現できるワケ、
それは『スケールメリット』の恩恵です。
【LONGINESロンジン】は世界最大の時計製造グループである、
ザ・スウォッチ・グループの一員です。このスウォッチグループには、【オメガ】、【ブランパン】といったブランドが属しているのですが、
その最大の強みは・・・ムーブメント製造部門に【ETAエタ】や【フレデリック・ピゲ】があるだけだはなく、
ケースやブレスレットを製造する【LASCOR】、針を製造する【ユニベルソ】
リューズやボタンを製造する【MECO】などの会社を傘下に持っていることで、
製品製造に必要な主要パーツほぼ全てをグループ内で調達が出来てしまうという点です。
同グループの中でほぼ全てが完結してしまうという事は、外注先や外部の協力会社を必要としないことを意味します。
簡単に言えば、お金が外部(他社)に流出しないで、お金が全てグループ内で還流しているようなものです。
時計に限らず、物の値段(価格)は、製造原価(コスト)に利益(ゲイン)を上乗せして決定しますが、
製造原価の中で仕入れ・調達価格(コスト)を安く出来るのは非常に重要なことです。
また【LONGINESロンジン】がスウォッチ・グループの一員であることの恩恵は
グループ化による『スケールメリット』の享受です。ひとつの会社(ブランド)では集められないような数量を
グループ全体として集約して大量に発注することによって、単価を下げるという事が実現可能となります。
規模のメリットですね。食品スーパーで「りんご」買う場合、
1個だけ買うと¥250するのに、1箱単位で買うと1個当たりの単価は安くなりますよね、あれです。これは資材の調達だけでなく、部品製造や製品製造の分野でも同様な効果を生み出します。
そんな些細なことの積み重ねが「コスト削減」という大きな成果となるのですが・・・世界最大の時計製造グループである【スウォッチ・グループ】が
総力を挙げてコストダウンのための努力をするので、
同じ価格帯では実現が難しい【高品質で良心的な価格の時計】を提供することが出来るのです。
最近では、Z世代と呼ばれる若者も”コスパ最高”とか”神コスパ”とか使いますよね。
”コスパ”とは、正式には『コストパフォーマンス』と言いますが、経済用語では『費用対効果』と呼ばれます。つまり、かかった「費用」に対して、どれだけの「効果」が得られたかを示す指標のことです。
これを時計の購入に当てはめてみると、
購入する「時計の代金」で、どれだけの「高い満足感」を得られたかという事です。もし、「かつてない満足感」感じることが出来たならば・・・
それは『コスパ最強』の時計となるのです。具体的な『スケールメリット』を見てみましょう。
今まで【LONGINESロンジン】がスウォッチ・グループの一員であることで
多くの『スケールメリット』の恩恵を享受しているかをお話してきましたが・・・
この『スケールメリット』を具体的な例で見てみましょう。
【LONGINESロンジン】には、それぞれの時計に合った『革ベルト』が多数用意されています。
実は、この【LONGINESロンジン】純正の『革ベルト』が・・・
”コスパ最強”なんです。
良心価格を超えた驚愕の価格を実現!
これは”価格破壊”ではないでしょうか?さて、ここで問題です。
この☟【ロンジン・純正ストラップ】の価格はいくらでしょうか?
《ヒント》としては・・・
①素 材:アリゲーター(竹斑柄) ※本物のワニ革です。
②ロンジン純正のバックル付き
この2つのヒントを参考にして、考えてみて下さい。
正解は・・・の前に、
こんな色もあります。☟もちろん、黒色もあります。☟
サイズによっては、こんな色☟もあります。
さて、正解は・・・
ちなみに、これらは全て同じ価格です。
これらのベルトの値段は・・・
何と!!
こちらのベルトの値段は、2024年2月14日現在
¥29,700(税込)です。
材料価格や、輸送コストが高騰している現在、
ましてやスイスからの輸入品である『時計・革ベルト』は、
為替相場での円安(スイス・フランの上昇)もあって、いつ値上げになっても不思議ではありません。
この【LONGINESロンジン】の純正ベルトの価格は、
良心価格を超えた”価格破壊”ではないでしょうか?満足度は「自分」にしかわからない。
【Don’t think.Feel】考えるな、感じるんだ。by ブルース・リー
お客様からも”何か最近の【LONGINESロンジン】って良いよね。”と言われることも多くなりました。
お客様に”良い”と感じていただいている、”何か”という部分に当てはまる言葉は、①『見た目』➡良い。
②『総合的に見て』➡良い。
③『この価格で』➡良い。
ではないでしょうか?
私も、その意見に共感します。
だって、『見た目』は大事ですよね!
好きなデザイン、カラー、サイズというのは全て「見た目」のことです。嫌いな「見た目」の時計をわざわざ買う必要はありません。
好きな「見た目」の時計を買いましょう!次の『総合的に見て』・・・というのは、
検討対象の他ブランドの時計であったり、
ご自身の時計コレクションに不足しているタイプの時計というような意味の場合もあるかと思います。
”AとBを比較して、どっちにしようか?”とか、
”このタイプの時計はまだ持ってないな?”と考えることは自然なことです。
そして最後の、『この価格で』・・・というのは、
ご自身の価値観に照らし合わせて、買うに値するかどうかという事ではないでしょうか。【コスパが高い】=【費用対効果が高い】時計は、
お客様にとって【買うに値する】時計だと感じていただけます。
結果的に【コスパが高い】時計というのは、
お客様の【満足感】を高めてくれているのです。
限られた予算の中で【支払金額】と、その対価として獲得する時計の【満足感】のバランスを考える
というのは当然のことです。
趣味・嗜好品とは好みが反映されるものなので、同じような形や色が似通ってしまうのが常です。
皆さんも、何だかついつい装着してしまう”お気に入りの時計”があると思います。
その理由をいろいろ考えなくてもいいんです!
ご自身の”心の声”を訊いてみて下さい。
ブルース・リー氏の言葉です。
【Don’t think.feel】考えるな、感じるんだ。
あなたにとってのお気に入り時計のひとつが
【LONGINESロンジン】の時計であれば幸いです・・・
今回は、ブランドとしての【LONGINESロンジン】の話をさせていただきました。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。皆様のご来店をTANAKA今池店にてお待ちいたしております。
TANAKA今池本店 スタッフ:伊藤浩昭店舗情報:https://kk-tanaka.com/info_imaike/
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