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2023.06.05
【パネライ】ルミノールの超軽量モデル!その正体はDMLSチタン!? PAM01662ルミノールマリーナ”トゥットグリージョ”
皆様こんにちは。
本日はパネライの超軽量モデル
PAM01662 ルミノール・マリーナ トゥットグリージョのご紹介です。
PAM01662 ルミノール・マリーナ トゥットグリージョケース径 44㎜
パワーリザーブ 72時間¥ 2,179,100 (税込)
レギュラーモデルでありながら3ヶ月に一度くらいしか入荷がない為、
希少モデルとなっております。 =計算すると年間入荷が4本くらいです!!トゥットグリージョとは?
さてモデル名にあります
【トゥットグリージョ】とは何でしょうか?
・スペルで書くとこうなります
”Tutto grigio”(伊)・
Tutto は以前にもご紹介しました
全て を意味するイタリア語です。
※その時の記事はコチラを参照下さい↓
【PANERAI】とても珍しいトゥットネロ?
ではgrigioは?
…お察しの方もいらっしゃると思いますが
イタリア語で グレー(灰色)の意味。・
イタリア語と英語で異なる言語ですが、遠からずちょっと似ていますね。
Tutto(伊)= Total(英)
grigio(伊)= gray(英)・
つまり、
全て灰色=オールグレーを意味します。
文字盤やインデックカラーまでグレーで
統一された都会的な仕上がりです。
DMLSチタン採用
PAM01662 ルミノールマリーナ トゥットグリージョには【DMLSチタン】が採用されていますが
正直あまり聞きなれない言葉かと思います。・
まず、DMLSとは?
DMLS=
Direct metal laser sintering
(直接金属レーザー焼結法)・
はい…なんか凄そうだけど、結局それ何?ってご意見多いと思います。
粉末状の金属材料にレーザービームを照射して、焼結して物体にする技術という事なのですが
色々割愛してめちゃくちゃシンプルに申し上げますと =金属の形成の方法にもいくつか種類がある様です。
以下に代表的なものを挙げてみます。
・
せっさく【切削】
工具類を用いて対象物を切り削って形にする方法
・たんぞう【鋳造】
金属をハンマー等で叩いて圧力を加えて変形させる手法(刀鍛冶など)
・ちゅうぞう【鍛造】
金属を融点よりも高い温度で熱して液体にしたあと、型に流し込み、冷やして目的の形状に固める加工方法(大量生産向き)
・
“鋳造は大量生産向き”、”鍛造は丈夫” など、それぞれ特徴があり、
パネライのケースは長きにわたって
鍛造してから切削 を採用してきました。
・これらは古からの素晴らしい技術で、これからもパネライは採用していくと思いますが
新たな技術革新の試みとして それまでのどれにも該当しない”DMLS=3Dプリント”という手法を取り入れる事に成功しました。
・3Dプリンターで作られたケースは、それまでの物と決定的な違いとしては、その重量です。
鋳造や鍛造は、流し込んだり叩いたりする訳ですから、中まで金属がぎっしり詰まっています。
それに対して3Dプリンターは表面の形状のみ形成するので、中が空洞です。
それでいて分子同士が結合する力は強くなり、軽く丈夫な金属が出来上がるといったメリットがあります。
ただ、このDMLSという手法は、まったく量産には不向きな様でして
だからこそ生産数が少ないのか!という結論に至ります。
見た目の質感も、少しザラっとした、筋目の無い艶消し仕上げで
何よりその軽さは驚きです。
是非、一度ご体感ください。prev.next.2023.06.05
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