-
こんにちは!久屋大通店の原です。
皆さま、時計の購入を検討している時、どこを見ていますか?
今回はブランド編です!
【バックナンバー】
・針編
・ケース編
・素材編
・価格差編
・操作性編
好きな時計を探す時に、一番の手がかりになるのはブランドですよね。
こういうデザインを多く作っているからこのブランドが好き、というデザインの傾向はもちろん、
このブランドを身に着けている人はこういう印象がある……というイメージも、
この時計が気になるな、というきっかけになると思います。
時計のブランドには必ず歴史がありますから、その背景を知ると余計に時計を好きになったり、
またそのブランド自体のファンになってしまう、なんてこともありますよね。
(私はランゲが好きです。)
特に自分は、ただの時計好きから販売員として店に立つ人間になったので、
それによって大きく印象が変わったブランドも数多くあります。
という訳で今回は、私が思うそれぞれのブランドの印象についてお話し致します!
オメガ
オメガは、一番大きく印象が変わったブランドです。
元々はどちらかと言うと、堅実な時計づくりと言うか、生真面目なブランドというイメージでしたが、
(なんとなく派手めなロレックスに対する真面目なオメガ……という印象がありました。
知名度による偏見です。)
今は逆にものすごく挑戦的な、遊び心のあるブランドだと感じます。
記念モデルやコラボレーションモデルを数多く作るところや、
1つの時計にたくさんのカラーバリエーションがあるところからも、
ユーザーの腕時計選びをより楽しいものにするための時計作りをしているように思います。
そして、私が一番「オメガって時計に対してそういう考えを持っているんだ!」と感じたモデルが、
2019年の新作「シーマスタープラネットオーシャン600M」です。
プラネットオーシャンのセラミックベゼルモデル自体は元からあったのですが、
このオレンジのセラミックは後発のバリエーションとして追加されました。
なぜ他の色より発売が遅れたのかというと、
単純にオレンジ色のセラミックを作るのがものすごく難しかったからだそうです。
では、どうしてそんな難しい色を採用したのでしょうか?
それは、オレンジ色が深海の暗闇で一番認識しやすい色だからです。
600mの防水性を持つプロフェッショナルダイバーズであるプラネットオーシャンに、
まさにぴったりの色選びであると言えます。
プラネットオーシャンという時計のあり方にふさわしい色としてオレンジを選び、
その実現が難しいとしてもやり遂げてしまった、という事実に、
ブランドの時計にかける情熱を感じますよね。
乗組員の生死を分けるアポロ計画においても、
一分一秒を競うオリンピックの公式計時においてもそうですが、
「オメガは挑戦し続けるブランドである」というイメージは、実際の時計作りからも見てとることができます。
ジャガールクルト
歴史が長く技術があり、上品な時計を作るブランドという基本イメージは変わっていませんが、
このブランドってこんなスゴいんだ!と一番感じたのは、ジャガールクルトかもしれません。
ジャガールクルトの紹介をする際、時計ブランドとしての歴史が長く、技術面において信頼が置ける……
とよく言うのですが、正直時計ブランドってほとんど全部そうですよね。
その中でもジャガールクルトは、
ものすごいコンプリケーションも作れるし、だからこそ手に取りやすい価格のものも作れる、というイメージがあります。
毎年の新作発表を見ていると、100万以下で買えるものから、何これ?というようなトンデモ時計まで、
幅広く展開しているのがわかります。
(2019年発表のマスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン・ウエストミンスター・パーペチュアルなんかは、何これ?の極みでしたね)
その中でも特にこのブランドにしかできないな~と感じるのは、タイマーやアラーム機能を搭載した、
いわゆる鳴り物時計です。
2020年発表の新作、「マスターコントロール メモボックス」はその典型ですね。
ムーブメント内部のゴングを打ってアラーム音を鳴らす機械式腕時計を、
しかもその構造が見て取れるオープンケースバックで、
そのうえ1,372,800円という価格で実現してしまったというのは、やっぱりルクルトにしかできないことだと思います。
昔から鳴り物を作ってきた技術があるからこそできたことです。
ちなみに私はこのモデルを狙っています。
昨年のポラリス・メモボックスも150万以下のアラーム機能付きですごく良かったのですが、
限定モデルで既に完売となっています。
今回は通常モデルでしかも裏スケということで、正直めっちゃ欲しい!と思っております。
↓マスターコントロール メモボックス 詳細はこちら↓
モデルを知り背景を知り歴史を知り、ブランドが時計に対してどういう思想を持っているのか、
そしてどういう考えで時計を作っているのかを知ると、
元々知っていた時計がもっと違った魅力を持っているように見えてきますよね。
同じブランドの時計が何本も欲しくなってしまう理由、
腕は一本しかないのにいくつも時計を買ってしまう理由は、そういうところにあるのかなと思います。
TANAKA ジュエリー&ウォッチ 今池本店
・住所:〒464-0850 愛知県名古屋市千種区今池4-2-4
・Tel:052-741-0016 Fax:052-733-1600
・定休日: 水曜日(祝日は営業)
・地下鉄「東山線」・「桜通線」【今池駅】3番出口徒歩3分
・無料駐車場完備TANAKA ウォッチギャラリー 久屋大通店
・住所:〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-19-12 久屋パークサイドビル1F
・Tel:052-951-1600 Fax:052-951-1655
・定休日: 水曜日(祝日は営業)
・地下鉄名城線・桜通線 久屋大通駅北改札2A出口前
・東山線・名城線 栄駅2番出口 徒歩5分
・セントラルパーク駐車場有り—<TANAKA公式>—
◆Facebook:https://www.facebook.com/watch.kktanaka/
◆Instagram:https://www.instagram.com/tanakawatch_nagoya/
◇TANAKA公式HP:https://kk-tanaka.com/prev.next.2020.07.09
取り扱い店舗
STORE LOCATION
関連記事
RELATED POST
-
CATEGORY
記事カテゴリ一覧