こんにちは！久屋大通店の原です。

 

 

皆さま、時計の購入を検討している時、どこを見ていますか？

 

今回は操作性編です！

 

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【バックナンバー】

 

・針編

・ケース編

・素材編

・ダイヤル加工編

・ダイヤル素材編

・サイズ（小）編

・バックル編

・裏蓋の閉じ方編

・ブレスレット編

・価格差編

・自社ムーブメント編

・サイズ（大）編

・防水性能編

・ムーンフェイズ編

 

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腕時計は装飾品ですが同時に機械でもあるので、

操作性はかなり重要なポイントになってきます。

 

基本的な所ではリューズの巻き心地や針合わせの感覚から、

日付曜日、ムーンフェイズをどこで操作するのか、そしてその振り分け方などなど……

どのように操作するのかを見ると、どういう考えでこの時計は作られたのか？という設計思想や、

ひいてはどのような人に向けてデザインされたのか？というところが見えてくる気がします。

 

そしてシンプルに、好きな時計の操作性がよいと、こんな所まで気を配って作られているんだ！と、

なんだか嬉しくなりますよね。

 

というわけで今回は、私がこの操作性はスゴいぞ！と特に感じた時計をご紹介致します！

 

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オメガ「スピードマスター　ムーンウォッチ　ムーンフェイズ」

まずはオメガを代表する一本から。

個人的には「操作しやすい」というと、このモデルが浮かびます。

ムーンフェイズを操作する際には、ケースサイドに設けられたボタンを押し込んで調整するのがほどんどなのですが、

このモデルにはボタンがありません。

時分針、日付、ムーンフェイズの全てをリューズひとつで操作できるのです。

この操作方法のメリットは、圧倒的に楽！という点です。

時計の使い方を知っている人には、一番直感的に理解しやすい操作方法だと思います。

外出先でもすぐに調整できるというのも、嬉しいポイントですね。

 

ムーンフェイズを進める際、ボタン式だと１プッシュで１日進むので、たくさん進める時には

カチカチカチ……とボタンを連打しなければならないのですが、

このモデルはリューズを回すだけで早送りができるので、調整がものすごく楽です。

 

表示する要素が多くなるほど操作は複雑になるものですが、

このモデルは顔の複雑さから予想するよりも操作が単純で、ギャップ萌えを感じます。

もちろん中身は最新のコーアクシャルムーブメントを搭載しており、

・１００ｍ防水

・１５０００ガウスの耐磁性能

・オーバーホール推奨期間８～１０年に一度

と、抜群の使い勝手の良さを誇ります。

 

性能から見ても操作方法から見ても、

日常使いする実用時計として使いやすいように作られたモデルであることがわかります。

 

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A.ランゲ＆ゾーネ「サクソニア・ムーンフェイズ」

１８１５アニュアルカレンダーでも触れたのですが、

ランゲは1つのパーツに2つ以上の役割を持たせない設計をしています。

それはどこを触るとどこが動くのかを明確にするためであり、

また部品への負担を分散させるためでもあります。

 

このサクソニア・ムーンフェイズも同様に、

１０時位置のボタンで日付を、

４時位置のボタンでムーンフェイズを、

リューズで時分針を操作します。

 

時計を操作する時というのは、人間の手の力が直接伝わる時ですから、

その負担が分散されるということは、故障リスクの軽減に繋がります。

 

ムーブメントのつくりから見てもそうですが、ランゲは機械として良いものを作るというか、

ただ頑丈にものを作る以上に、ユーザーの手に渡った後も壊れにくいものを作る、という思想が見えますね。

 

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ブライトリング「ナビタイマー01　シルバーグレー」

操作性の話をする時に、B01は外せませんよね。

 

B01とはブライトリングが初めて自社開発したムーブメントなのですが、

日付変更の禁止時間帯がありません。

禁止時間帯とは、要はその時間に日付を操作すると壊れますという時間帯なのですが、

基本的に機械式時計は皆、禁止時間帯を持っています。

 

が！このB01を搭載したナビタイマーには、禁止時間帯がありません。

メリットとしては、時刻合わせの際の手間が省けるのはもちろん、

自分の手で時計を壊す心配がないという点が大きいです。

（ちなみに操作方法は最もスタンダードな、一段引きで日付、二段引きで針です）

何を基準に操作性を評価するのかは人によると思いますが、

私は時計は装飾品の前に機械であると思う方なので、より壊れにくい構造をしているものに惹かれます。

 

そういう面では、壊れにくく修理しやすいB01は、「操作性が良い」時計であると言えると思います。

 

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時計の操作方法は、基本はどのブランドも同じなのですが、

リューズの回す方向やボタンの振り分け方など、よく見るとそれぞれちょっとずつ異なります。

 

その違いはなぜ起こるのか？どうしてボタン/リューズ操作にしたのか？を考えると、

その時計、そしてそのブランドは、どのような思いで設計をしたのかがわかってきます。

全ラインナップで操作の方向性を統一しているブランドもあれば、

ラインナップごとに操作方法を変えているブランドもあります。

 

なかなか購入前に操作方法を知るというのは難しいと思うので、

販売員の特権を使って、一部のご紹介をさせて頂きました◎

 

TANAKAウォッチギャラリー 久屋大通店 担当：原明日香（はらあすか）

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